スーパーシニアツーリング3 三重 湯ノ口温泉
今年も元祖おっさんツーリングに凝りもせずスーパーシニアが集合して
いつものように昭和世代の感性とパワーが溢れる奇想天外なバイクの旅。
うあ″あああああああああ==!! 何事や=!!
カメラが落ちて壊れた。
何かありましたんかぁ~~
撮影用のカメラが走行中に路上落下というアクシデントが発生しましたが
用意周到に予備カメラがありツーリングレポートは無事制作出来ます。
スーパーシニアの華麗なるツーリングが再開です。
ゴオォォォーーーー!!
何事も無かったようにスマートに休憩地点に到着したシニア達。
GL1800やで!! 凄い迫力やなあ!
RC45も凄い迫力ですがなぁ! 値打ちもんや!
シニア特有の優越感に浸る自慢合戦が展開されているようだ。
滋養強壮効果はもうひとつかな?
ZZZZZZZZ~
お疲れでしょうが出発ですよぉ~
バイクは僕の永遠の恋人やぁー!
ガオォォォーーー!!
ナナハンは俺の愛人やでぇー!
ギユューーーン!!
去りし青春の再来ですぞぉー!
シユューーーン!!
リポビタンでファイト一発やぁー!
ヒユューーーン!!
年は重ねても体で覚えた旧式ライディング技術は少々頼りないが
さすがスーパーシニア達は確かに乗りこなしているようだ。
ブオォーーーン!!
恐ろしい高さや恐怖を感じるわ!
七色ダムのゲート上でシニア達の休憩タイムです。
七色ダムは水力発電も行い堤上には国道169号線が通る構造です。
このダムが決壊したら大変やで!
日本の建設技術は世界一でしょう。
どこかみたいに手抜き工事は無いと思うが?
怖いから早く行こう!
ドドドドドーーー!!
国道とは思えない林道のような169号線を幾度となくバランスを
崩しながらも予定のコースを無事走破した。
169号線はシニアにとっては厳しい酷道だったかも知れない。
旅の目的のひとつである昭和時代を感じる可愛いトロッコ電車に乗りたくて
なんとか入鹿温泉駅に到着。かつて紀州鉱山で鉱石の運搬や人員輸送などに
使用され、時と共に劣化しつつあるトロッコを観光用として復活したもので
山の裏側の湯ノ口温泉と入鹿温泉を約1kmのトンネルで結んでいる。
当時の車両を忠実に再現されており乗車して湯ノ口温泉を目指す。
出発進行!
ガタン ゴトン! ガタン ゴトン!
ヤッホー!! 乗り心地最高や!
色気のない車内だ。
前方の若い恋人らしき二人の姿がシニアには気がかりのようだ。
少年のように騒いでいるシニアのトロッコが湯ノ口温泉駅に到着。
湯ノ口温泉は源泉かけ流しの熊野の秘湯として昔から親しまれて来た。
その歴史は古く南北朝時代の記録にも記されている。
さっそく秘湯の湯に浸かるスーパーシニア達の表情が緩む。
秘湯を存分に楽しんだシニアが再びトロッコで入鹿温泉に戻る。
湯上り後の熱った体にトンネル内の冷気が実に心地よい。
ゴオォォォーーーー!!
凄い轟音と震動やった!
ご乗車ありがとうございました!
子供が喜ぶだろうな! 逆に怖がるかも。
秘湯の湯ノ口温泉とトロッコ電車で昭和を感じる小さな旅を
ひそやかに楽しんで今夜のお宿入鹿温泉に帰って来ました。
熊野川に映る沈む夕日を眺めながら楽しい宴会のお時間です。
昭和の大スター「スーパーシニア」の昔ながらの宴会が始まる。
それにしても今日のコースは少々堪えた。
この辺の国道はまるで林道みたいだよね!
国道というより酷道や。
存分にコーナーは楽しめたよ!
あんなスーパーバイクでよく走るね!
それが昭和のオッサンの不思議なところや!
懐かしい昔話や、政治情勢やら老後の話題など、在り来りの寂びた会話が
シニアの特徴だ。色気の無い地味な宴会もお時間のようです。
紀和のすべてを食して頼りない足取りで部屋に戻るご一行。
お休み前の定番スタイルが繰り広げられているが、シニアは本が
本当にお好きなようだ。常に勉強する姿勢はこの世代の習性かも
夜更けと共にそれぞれの手元から本がこぼれ落ちた。
旅立つ前に深い香りのコーヒーがシニアの目を覚まします。
前日の走行距離を確認しながら悪路の国道走行をお互い認め合う。
スーパーシニアの勇姿を記念に収め本日の目的地のひとつである
丸山千枚田を目指す。
再び狭い県道を突き進むシニア達。
うわぁ~!! 究極の逆バンクやぁー!
ああぁ~!! バイクが意思と違う方へ行く-!
危なかった!! もう少しでコケル所やった!
逆バンクの下り急カーブはテクニカルライダーでも神経をすり減らすが
そんな鬼門のようなコースを足腰の弱ったシニア達は必死で乗り切った。
のどかや! 絵の中を走っているようや!
なんとか転倒する事なく上ってきたシニア達の安堵の表情。
先に頂上に向かうよ!
バイクも早いが気も早いな! 忙しい人や。
頂上で地元のおばあちゃんに千枚田の歳時記を聞かされながら
5人のシニアが風景に溶け込む。
春の訪れに菜の花も満開。熊蜂も蜜集めに一生懸命です。
派手なこの45が20数年前のバイクとは思えん!
こんなジャジャ馬を良く操るよ! ありえへん人や!
日本の棚田百選に選ばれた丸山千枚田は1340枚の規模を誇る
日本最大級の棚田で、その景観は日本一だと称されている。
約400年前には2240枚の田畑があったそうだ。
燃料補給。ここでも今の日本を象徴する経済格差が見てとれます。
あれっ! みんなセルフ??
ハイオク満タンね! 毎度有り難うございます!
セルフで少しでも節約しないとね。
当然や! 老後に何があるか分からんからな!
給油時に燃費の良いバイクは助かるわ!
あれっ! カードのお釣りが??
とぼけたシニアはデジタル時代にすでに乗り遅れているようだ。
ブオォーーーン!!
ヒユューーーン!!
熊野古道を歩くのもええな!
若いって素晴らしいな! もう一度戻りたい。
もうあんな所まで登ったよ!
バイクと同様にシニアライダーも燃料補給が完了して出発です。
同世代で気軽に楽しめる類い稀なシニア達のバイク旅も、この辺でいよいよ
ファイナルステージ。気力体力の続く限り、シニア達は走り続けるはずだ。
お馴染みのツーリングレポートの制作は、いつもながら根気のいる作業だが
お客様の期待と喜びや垣間見せる表情など、色んなシーンを織り交ぜながら
愛を込めて編集しております。
本来ツーリングレポートはお客様に対する技研の熱い思いのひとつです。
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