土佐で志の洗濯を致したし候
バイクの旅物語を毎回ご覧いただき有難うございます。
最近旅のツーリングイベントに参加要件のお問い合わせがよくあります。
誠に恐れ入りますが、基本的に当店にてご購入いただきましたお客様で
一定期間のお付き合いをさせていただき、且つ旧来のお客様と馴染まれ
末永く親しんでくださる方にはぜひ、ご一緒にと願っております。
創立35周年特別企画
心に思い込めた目的や目標をさらに確信なものとし、夢を実現するべく
今回は大きく時代を動かそうとした当時の若者達の熱き心とその足跡を
辿り、現代に生きる我々の在りようを再確認する土佐高知のバイクの旅。

何者じゃ! その馬は!!

ドドド ド ド ド ド ド ドー!!

あっ! 龍馬様!!

ホンダの新型は自動変速で楽ですよ!

ヒュ―――――――――――――――ン

日本の夜明けも近いぜょ!

夜明けよりガス欠が・・。

夜はとうに明けとるけんね。

新型もガス欠では走らんからな!

確実な距離計算でサービスアリアに滑り込み残量がゼロ。お見事でしたが
神はなんと残酷な試練を与えられるのかGスタンドは対向車線だけ。

タンク返してこよう。 はぁ~

事前に聞いていたのに。 あはぁ~

マップと情報は充分確認して下さいね。

お客様が戻ってこられる暫しの間、新型NM4-01の試乗会です。


ドド ド ド ド ド ド !!


凄くいいわ! 次のバイクはこれかな。


ポジション独特や! スタイルもなぁ~

バイク好きの長話に航太もイライラしだした。

腹が減った==!!

いつものスタイル「貸切り状態」で人間も燃料補給と致します。


どうやら地元の徳島ラーメンが一番人気のようです。

たしかにコシのある麺がたまらないわ!

僕の一押しラーメンは最高でしょう!


いや? 鰻のほうが良かったかな。

どうでもいいけど~ 未だに届かず。

そんなに好きなら、そろそろどうですか。


お話中のお二人さんまもなく出発ですよ。


土佐の高知まで快適にバイクツーリングを楽しんで下さい。

ブィ―――――――――――――――ン



ゴオ――――――――――――――!!

やたら多い22本のトンネルを抜けるとそこは南国土佐。



あっと言う間に高知や! これ楽やで~

町並みが松山にも似ているな。

路面電車ものどかやなぁ~

いよいよ宿に近づいたぞ。

うおっ 素晴らしいお宿や!!

この門構えは坂本龍馬が出てきそう!

表門からの入城はまさしく殿様気分や!

なんとも言えん優越感やわ!

久々の大感動や今晩が楽しみやなぁ~

格式高いお宿のお出迎えにお客様は至極感激し大満足されました。


名旅館の一流のおもてなしがお客様を手際よくご案内してくれます。


趣のある上層階の和室から高知城や鏡川の美しい景観が望めます。




お宿の周りは当時の風情が色濃く残り、お客さまを自然と和ませてしまう。


市内観光の前に由緒ある山内家下屋敷の長屋門で嬉しい表情を収める。



目の前に高知城を眺めながらお客様の賑やかな土佐めぐりが始まった。


わぁ~ 可愛い電車や!



お客様の期待と夢を乗せる電車がやって着ました。

乗客は女子高生一人や! ええなぁ~

出発進行!

いつものスタイルの貸切り状態だが、嬉しかったはずの女子高生との
距離感が実に不自然で笑える。 技研のお客様の真面目さが伺えた。


はりまや橋に到着!


雰囲気のいい街だな。

藩政時代に堀で隔てられていた豪商播磨屋と柩屋がお互いの往来のため
架けた橋が後に「はりまや橋」と呼ばれるようになったらしい。
現在の橋は1988年に観光施設として設けられた。




みんなで一緒に撮りましょう!

はりまや橋を独占して笑顔の記念写真。

あっ! 坊主とかんざしや~

♪土佐の~ 高知の~ はりまや 橋で~~
♪坊~さん かんざし 買うをみた~ ♪よさこい~ ♪よさこい~

土佐のお酒はいかがですか!


あっ! この龍馬の飲み口もよさそうよ。

いったい何本飲むつもり・・彼女たち。

試し飲みやりすぎかしら。 お互いね。

買わんやつに限ってタダ酒を飲む!


紅い顔して歩くから白バイが睨んどる!

ふらふら歩いているお客様の前に高知城が見えて来ました。



技研のツーリング旅は長年の経験に基づき、緻密に管理計算がなされ
すべての行程に充分な時間と余裕を織り込んでおります。

こんなところに四葉のクローバー!


みんな見てー! もうあんな所に。



うわぁ~ 心臓破りの石段や!

これは飲んどる場合やないな。

飲酒歩行は要注意ですよ。

オッサンが転げ落ちたら笑いモンや。

あれは一豊の妻! そのようね。

山内千代まさしく一豊の妻である。一豊を内助の功で支え、その内助に
よって一豊を出世させたと言われているが、志の無き者には良妻にも
恵まれないものである。

色白で細面。鼻筋通って目元涼しい
口元可愛く端正で気立ての良い娘は・・
だれか居らぬか!!

今の日本にそんな娘はおらん!!


高知城は日本で唯一本丸の建築群のすべてが現存して、江戸時代の姿を
今に伝える城郭である。山内一豊がこの地を城地と定め慶長6年の秋に
築城を始めたが難工事の末完成したのは10年後だったそうである。
その後、明治維新により廃城となり本丸と追手門を除くすべての建物が
取り壊され、公園となって今に至っている。

お~ぃ! もっとゆっくり歩けよ。

バイクはだれより速いくせに。
世話のかかるオッサンや。

足腰はすでに定年を迎えとる。


外観四重(内部3層6階)高さ18.5mの望楼型天守で、創建当初の
様式を踏襲して1749年に再建された。大入母屋とその上の唐破風
黒漆で塗られた高欄が特徴的な美しい天守閣である。



天守閣が素敵だわ!


大河ドラマの「功名が辻」に使用された備品が展示されている。



仲間由紀恵は可愛い。 私着てみたい!

良子ちゃんなら似合うよ。

似合うね・・しかし塀の防御も凄い。

軍事拠点としての性格を伝える貴重な遺講が高知城には数多く残っている。
城内の各地でカギ状に曲がる石垣は「横矢掛り」といい、死角をなくして
どこからでも弓矢を敵に浴びせられるようにするための仕掛けである。
塀に開く丸い穴は弓で敵を駆逐するためのもの。最後の砦である天守には
「石落としや忍び返し」の鉄剣が設けられ、これらを突破して攻込むのは
至難の技だったようだ。



正殿には上段の間があり、西側には金箔張りの襖で出来た武者隠しがある。
重厚な欄間は土佐の荒波を表現したものになっているらしい。




急勾配の半間階段は敵の侵入を阻むため、志の乏しい者には難儀である。


だれか知らんが行き倒れだ。

うわぁ~ すごい景色!

お城と対照的だわ。


あそこが今晩のお宿だ。


疲れた二人の姿は、遠くから見ると理解し合えない親子のようだ。




随分歩いたわ。 随分歩かされた。

日ごろパワー溢れるお客様もこの辺が限界か。

歩いてー! 落とすんじゃないわよ。


お疲れ~ 志をしっかりね!

慶応3年よりの持て成し「老舗旅館三翠園」の夕暮れ。

龍馬も歩いたであろう江戸情緒の漂う石畳の坂が当時を忍ばせる。


お客様を迎え入れた山内家下屋敷の長屋門にもまもなく灯が燈る。




慶応3年2月17日前土佐藩主の山内容堂と薩摩藩士の西郷隆盛が
時局の重大性を語り合った。由緒あるこの地に建つ三翠園は土佐の
歴史や伝統を受け継げながらお客様をおもてなしされています。


すごいお宿やがな!

お客様のバイクをお宿の要所であるエントランスに停めさせて頂き
そのご配慮には大変感謝致しております。


温泉への通路には山内家と坂本龍馬の上品なアーカイブリーフレットが
行きかう人の足を止める。



まもなく宴会が、お客様を大名料理でおもてなし。




いつもの様に伝説の宴会が始まります。



この瞬間が最高に幸せです!



一本釣りの本物たたきに土佐の皿鉢。 もはや大名料理を超える。

美味しそうな造りやなぁ~

お持ち致しますわ。

お召し上がりください。

至極満足や~

バイク乗り換えたくなるよね。


若者の喜ぶ料理も手配しているぞ。

どんな料理か楽しみや!

ご要望の厳選料理がまだまだ来ますよ!

聞いた? まだ出てくるって!

えっー! 僕はもういっぱいです。


イケメン料理の数々が若いお客様の期待に応えます。

胃に堪えるわ。 遠慮なさらずにどうぞ。

粋な旦那様もいかが? 頂こうかなぁ~

お嬢さんもどうぞ!

すごく美味しいわよ!

お酒で充分です! 私もいっぱいよ。

可愛いお嬢様もどう? この人酔ってる。

昔のお嬢さんが機嫌をそこねた。


すごい料理が出るんだな。

余るんやいつも。 聞いてたけど凄い。

だから伝説の宴会と言われるんや!

♪土佐の~ 高知に~ 伝説の宴会♪♪

お馴染みの賑やかな宴会も、鼻歌と心地よいほろ酔い気分の中で終了。


ひとりで楽しい夢を見てお休みのようです。


酒に志を骨抜きにされた若者達が、敷地内のはりまや橋に酔いしれる。


南に鏡川が輝き、北には高知城が浮かぶ、その美景に魅了されます。


抜かりなく本日の夢物語はすべて幕を閉じました。

龍馬も泳いだかも知れぬ鏡川の水面に、まもなく朝日が差します。



ビュッフェ形式の会場に、新鮮な土佐の食材が豪華に用意されている。



奇妙な男がいたので念のために収めたが、いったい奴は誰なんだ。

ふたたび夢の楽しい物語が始まります。

坂本竜馬の桂浜に向け発進!

ブブ ブ ブ ブ ブ ブー!!







ドド ド ド ド ド ド ド ド ー!!



高知桂浜道路を快適に走り抜けると、いよいよ龍馬で有名な桂浜です。

ゴオ――――――――――――――!!



主要目的地桂浜に到着。

お目覚め走行は快適でしたか、それと竜馬の声がみんなに聞こえますか。


よう来たぜょ~

さぞかし疲れたであろう。

あっ 龍馬さんや!

わしは海の向こうに強い思いを馳せた。

志半ばで不本意な最後であったが・・

後の世はおまんらが知る通りじゃ。

なんか言ってますよ。 なんやろなぁ~

ここでも記念にお客様の複雑な表情を納めました。


志ねぇ~

今は時代が違う。 もっと気楽になぁ~

貴方たちに志は無縁ね。

そう断言されても・・・なぁ~


あの者らに志などあると思えん。

やはり日本の将来が心配ぜょ!

うわぁ~ また石段か。

二日連続は堪えるわ。

志ってひざにキツイのねぇ~

後が大渋滞です。 待たせなさい!!

積まれた石段のひとつひとつが、それぞれの言葉を伝えているようだ。

志の洗濯は疲れる! 洗濯は洗濯機よ。

ぶつぶつ文句を言いながらも予定を確実にこなすお客様です。


いやだぁ~!!

龍馬ったらぁ~ そこはだめよ。

やるな! 感触はどうやった?

それは西洋のアイ・ラブ・ユー じゃぁ~

いよいよ坂本龍馬の真髄に触れます。





いつも脇差しや。 靴も履いている。

「陸奥守吉行」刃渡り2尺2寸龍馬が刺客と渡り合った刀である。

「スミス&ウェッソン」寺田屋で幕府役人に襲われた龍馬は
高杉晋作から譲り受けた同型ピストルで危機を脱した。

言わずと知れた海援隊のシンボル。

坂本龍馬や武市半平太の書簡など、大政奉還や尊王思想の真髄が表れた
重要資料などが土佐藩政史や幕末史を解き明かす。




「姉乙女宛の手紙」お龍さんとの新婚旅行の様子を楽しく報告した内容。

二人は素敵な恋愛だったのね・・

そうやでぇ~ 恋愛も志 次第やで。

みなの者! 志の種火は見えたかー!


それがしの時代とは大きく違うぜょ!

混迷を深める今の時代こそ、若者達の熱き志と情熱を必要とされている。
日本の将来を担う若者と、過酷な企業競争の中において世界に名だたる
経済大国を築き上げてきた団塊世代が、年令や立場に関係なくお互いに
補い助け合いながら、老若が共に行動する類い稀なサムライスピリット。
時代は変われど事の本質は変わらぬ。本来あるべき自分自身のため
改めて志を問う今回の土佐高知のツーリング旅は、お客様の心にも
深い感銘と思い出を刻んだはずだ。
イメージ挿入歌 南国土佐を後にして ペギー葉山
企画制作 技研クリエイティブ工房
いつも一緒、素敵な貴方と

ブログランキングに参加しています。
クリックにご協力お願いします。